クレードルのあたりまえ

クレードル(鏡筒連結部)は、双眼望遠鏡を構成するシステムの中で、EZMと同じぐらい重要なパーツです。特に目幅調整機構を有するクレードルは、その完成度が観望時の操作性に大きな影響を及ぼします。

目幅調整時にクランプ(固定)、アンクランプ(解除)の操作が必要であったり、目幅調整時に左右の像の一致が崩れたりするのは、煩雑で不快です。ひとりで見ているならこの操作も一晩に一度きりですが、観望会などで仲間にも見せようとすると(映像が楽しいのでつい見せたくなります!)、

「ちょっと待ってね、ここを解除して、このハンドルを回して、、、どう?目幅合う?」

「うーん、合ってるのか合ってないのか、、、左右の像がずれてるから合ってない?ハンドルから手を放すと合う。。。うーん、まあこんなもんかな。固定するのはどこだっけ?」

といったことが頻繁に起こります。クレードルの完成度が高ければ、本来しなくていい苦労です。

「双眼望遠鏡って、ちゃんと合えば楽しいけど、合わせるのが大変」「難しい」「割と面倒くさい」という声を時どき聞きますが、その原因のほとんどはクレードルの完成度にあります。

ビノテクノ製クレードルは、目幅調整時も左右の平行がずれないよう、十分な剛性と精度が確保されています。固定/解除操作も不要です。はじめて操作される方でも安心して使えます。貴重な観望時間をつまらない作業で浪費してほしくないと、ビノテクノは願っています。