高剛性フリーストップ架台 売ります(1台限定)

【売約済み】2018.5.13

以前このブログで紹介した高剛性フリーストップ架台を1台限定で販売します。

内容は以下の通りです。

  • 伸縮式ピラー三脚
  • 経緯台ヘッド
  • ロスマンディ規格アリミゾ金具
  • キャリーバッグ
  • シーティングプレート
  • ウェイトシャフト(直径20ミリ)

デモ品であったため、外観に多少のこすれ傷があります。ただし機能上有害な傷や故障はありません。

価格は28万円(税込、送料込)です。

三脚のみ、経緯台ヘッドのみの単品販売はいたしません。

先日のブログでは「韓国ガレージメーカー製」と紹介しましたが、製作されたのは韓国の盧(ノ)さんという方です。最近まで日本に製品が入ってきていなかったので、日本ではほとんど知られていませんが、この方が製作する架台は”Noh’s Mount”(ノース・マウント)と呼ばれ、韓国の天文ファンの間では有名だそうです。

この製品を紹介してくれた知人によると、この盧さんはかつて韓国の財閥系企業で新製品の試作品を作る仕事に従事されていました。リタイアしたあと、そこで磨いたスキルを趣味の天文に生かそうと、望遠鏡用の架台を作り始めたそうです。金属部品はすべて自ら加工されていますが、そのレベルの高さは写真からもわかっていただけると思います。

また、写真での紹介はありませんが、ノース・マウントの経緯台ヘッドは内部に空間がほとんどありません。そのため、コンパクトながら高い剛性を実現しています。さらにフリクション(摩擦)調整の機構もユニークで、操作感がすばらしいです。普通のフリーストップ架台は、摩擦調整のハンドルと締めこんでいくと、ある時から急に摩擦が強くなります。ところがノース・マウントは締めこんだ量と摩擦力(=操作に必要な力)が比例する感覚があります。簡単に思われるかもしれませんが、実はこれはとても難しい技術です。作るのが簡単と思われがちなフリーストップ経緯台も、真面目に突き詰めればこうなるという見本のような製品です。

このノース・マウントは、最近アイベル様でも扱いを始めていらっしゃいます。今回販売するセットの経緯台ヘッドは、こちらの”M”タイプのプロトタイプ品です。ただし三脚との取り付けは異なります。取り付けの互換性はないのでご注意ください。

また、伸縮式ピラー三脚は、新品を入手したい場合は特注品扱いになります。ご希望の方はビノテクノへご注文ください。価格は25万円(税抜)になります。その他のノース・マウントもビノテクノで購入可能です。

購入ご希望または内容問い合わせはビノテクノまでご連絡を。

高剛性フリーストップ経緯台

13センチクラスの双眼望遠鏡が搭載できそうな経緯台を探していたところ、「いいのがあるよ」と知人から紹介がありました。一時借用して実物を見せていただいたところ、期待以上に剛性が高く、高級感もあるので紹介させていただきます。

韓国のガレージメーカー製で、部品はすべてアルミの削り出し、ガンメタリックのアルマイトが施されています。

ピラー部は不動点高さ95センチから145センチまで調整可能。いっぱいまで高くしてもぐらぐら感はありません。

脚部は設置半径約50センチで折りたたみ可能。重さは約15キロです。

 不動点高さを床から120センチに設定した状態

 脚部から高さ調整部付近

経緯台ヘッドはシンプルな形状で、水平回転、上下回転それぞれにフリクション調整ハンドルがあります。あいにく載せる機材が手元にないので実際の使用感はわかりませんが、触った感じは動きが滑らかです。知人によると、搭載重量20キロは楽勝とのこと。見た感じ、実際それぐらいは問題なく載せられそうです。

写真のアリガタ金具はビクセン規格ですが、ロスマンディ規格もあるそうです。

 経緯台ヘッド

折りたたむと専用のキャリーバッグに収まります。

収納時に分解する部品がないので、現場設置も撤収も、素早くできそうです。

近いうちに日本でも販売を計画しているそうです。

一度知ったら止められない

導入支援は便利です。カーナビ同様、一度体験したら止められません。

かつて、そういうものを使うのは『邪道だ』ぐらいに思っていました。星図を見なくても次々と天体の導入ができる人を『人間スカイセンサー』と呼んで褒めたたえ、自分もそれを目指していました。

ところが星見の頻度が減り、マイナー天体の場所が怪しくなってくると、星図のお世話になります。そしてその作業すら億劫になってきました。そんなとき私の目の前に現れたのが導入支援です。

導入支援には、星図ソフトに表示される望遠鏡の位置を見ながら自分で望遠鏡を動かす『Push TO』タイプと、架台のモータが望遠鏡を動かしてくれる『Go To』タイプがあります。

『Push To』の代表格は、架台の2軸に取り付けたエンコーダの現在値をWi-Fiで送信できる『NEXUS』と、その現在値を取り込んで星図に表示させるスマホアプリ『Sky-Safari』の組み合わせです。エンコーダとNEXUSが組み込まれた経緯台も商品化されているようですし、自作架台用に、エンコーダとNEXUSのキットも販売されています。

一方『Go To』は、タカハシ、ビクセン、スカイウオッチャー、ケンコー・トキナーなど、メーカー製の架台に組み込まれています。これらの架台はモータ付なので、当然自動追尾機能もあります。高倍率での惑星観望などに有利です。私個人はケンコー・トキナーのAZEQ6GTという架台を使っていますが、これに搭載されているSynScanコントローラは操作が直感的にわかりやすく、重宝しています。さらに、ステラナビゲータのような天文シミュレーションソフトとも連携できます。

いずれのタイプも、昔に比べれば随分リーズナブルな価格で提供されるようになりました。架台にこういう機能があると、一晩に見られる天体の数が増えます。観望会でとっかえひっかえいろいろな天体を見せる時も、人を待たせなくていいです。

今でも自力導入で頑張っている仲間たちからは、『裏切り者』と呼ばれていますが(笑)、そのうち大半はこちら側へ来ると予想しています。