新対物レンズの写真性能-「野鳥編-2」

野鳥撮影用に新対物レンズを購入されたオーナー様から、カワセミの写真をいただいたの紹介させていただきます(前回記事はこちら)。

【共通データ】
カメラ:FUJIFILM X-T3
レンズ:ビノテクノ 新対物レンズ 10.2cm3枚玉SDアポ F7
補正レンズ:BORG 1.4xテレコンバーターDG

画像をクリックするとオリジナル画像(約8MB)が開きます
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画像をクリックするとオリジナル画像(約6MB)が開きます

オリジナル画像を強拡大すると、その解像度の凄さが分かります。オーナー様、ご提供ありがとうございました。

コンプレッサーを利用したエアダスター

すでに同様の工夫をされている方もいらっしゃると思いますが、エアコンプレッサーを利用したエアダスターを紹介させていただきます。

少し前までレンズやミラーの清掃には、スプレー缶タイプのエアダスターを利用していました。しかし頻繁に使うとあっという間に空になってしまいます。またエア圧力もそれほど強くなく、その点も不満でした。

そこで自作というか、市販パーツを組み合わせて用意したのが今回紹介するエアダスターです。

エアコンプレッサーを利用したエアダスター

構成は以下のとおりです。

ポイントはミストセパレーターを使ったことです。

透明カップの付いた機器がミストセパレーター

これがないと、エアコンプレッサーが吸い込む大気中のホコリや水分が、そのままレンズやミラーに当たってしまいます。ミストセパレーターは空気中のホコリや水分を除去する機能があるので、ここを通過した圧縮エアはとてもクリーンです。

ちなみにこのエアコンプレッサーの最高圧力は0.9MPa(一般的な工場で使われる圧縮エア圧力の約2倍)ですがこれでは強すぎるので、エアダスターとして使うときは0.3MPaに減圧しています。この圧力でもスプレー缶のエアダスターよりはるかに強力です。

細かい話ですが、それぞれの構成機器はワンタッチカプラーで外れるようにしてあります。普段使わないときは外して保管しています。こうしておけば保管場所も取りませんし、ミストセパレーターを蹴飛ばして壊したりしません。

市販のエアダスターにご不満を抱いている方の参考になれば幸いです。

新対物レンズの写真性能-「野鳥編」

2022/02/21 末尾にジョウビタキのトリミング画像(シャープ加工等無し)を追加しました。

野鳥撮影のベテランの方にお願いして、10.2cm3枚玉SD対物レンズユニットで撮影してもらいました。
星も見ても色の出方がきれいなのですが、野鳥撮影においてもこのレンズの色の出方はきれいです。
この「700mm望遠レンズ」は20mぐらいの距離からでも狙えるので、撮影チャンスが格段に増えるそうです。
レンズの解像度が分かるよう、トリミング画像とフルサイズ画像の両方を掲載しておきます。カメラはAPS-Cサイズ,、対物レンズ以外のパーツはほぼすべてBORG製品とのことです。

※ 画像をクリックするとオリジナル画像が開きます。

カワセミ(トリミング)
カワセミ(フルサイズ)
ツグミ(トリミング)
ツグミ(フルサイズ)
ヤマガラ(トリミング)
ヤマガラ(フルサイズ)
モズ(トリミング)
モズ(フルサイズ)
ジョウビタキ(トリミング)
ジョウビタキ(フルサイズ)
ジョウビタキ(トリミング) 2022/02/21追加
ジョウビタキ(トリミング) 2022/02/21追加
ジョウビタキ(トリミング) 2022/02/21追加

謹賀新年

明けましておめでとうございます。

今年もみなさんの天文活動が一層楽しくなるよう、
いろいろな提案をさせていただきます。

どうか本年もよろしくお願いします。

パラリンピックに思うこと

今日(9/5)でパラリンピックが閉幕しました。自国開催ということもあってたくさんの競技をテレビで観ることができました。おかげでやっとパラリンピックの意義が私なりに理解できました。端的に言えばパラリンピックは、やり抜く意思の大切さをあらためて私に教えてくれました。

パラのアスリートたちは、自分が負っているハンディを嘆いてなどいません。残っている機能を最大限活用して武器のレベルにまで磨き上げています。やり抜く熱い意思でたくさんのサポートを集めています。

「障害があるのに頑張ってるね」などという感想はとんでもない上から目線、失礼の極みです。パラのアスリートを見て感じるのは、「自分はあの人達ほど頑張っていない」という自省です。何かがないことをやらないことの言い訳にしていないか、やるといいながら勝手にやめていないか、何がしたいかをきちんと周りに伝えているか。

障害があろうがなかろうが、やり抜く意思は大切です。それができている人には最大限のリスペクトを捧げたいです。頑張らなければならないのは、それができていない自分です。

星ナビ7月号にビノテクノが紹介されました

6/5発売の星ナビ7月号に「趣味全開のガレージメーカー訪問」という特集記事でビノテクノが紹介されました。なんと見開き4ページです!豊富な写真とツボを押さえた文章で、とてもうまくまとめていただきました。今夏以降発売予定の新商品(ビノテクノHPでは未発表)もこっそり紹介してあります。

これからもワクワクするような機材を提供していきたいと思っておりますので、どうかみなさんよろしくお願いします。

高齢者こそ双眼望遠鏡!

私事で恐縮ですがあと1年ちょっとで還暦を迎えます。40年前は想像もしていなかった事態です。悲しいかな「見る力」の衰えを感じる今日このごろです。

それでも観望が楽しめるのは双眼望遠鏡のおかげと感じています。

いうまでもなく双眼望遠鏡の最大のメリットは、両目で見ることによる認識力の向上です。このメリットの効果をこれまでは、不思議な立体感やライブ感とアピールしてきました。これに加えてこれからは、目が衰えてきても楽しめることをアピールしていきたいです。

私と同世代、あるいはそれ以上の世代の方、ぜひ双眼望遠鏡で、天文ライフの寿命延長をお図りください。

セレストロン StarSense Explore 使ってみました

すでにネット上で話題になりはじめているセレストロン製StarSense Explore(スターセンス・エクスプローラー、以下”SSE”)を使ってみました。これは画期的な導入支援装置です。

詳しくは下記の動画やサイトをご覧いただきたいのですが、スマホをセットするだけで望遠鏡のナビゲートができます。

紹介動画

ビクセンのサイト/StarSense Explore DX130AZ

これまでの導入支援装置は、アライメントのため「既知の星を望遠鏡の視野に入れる」必要がありました。ところがSSEではその必要がありません。夜空の適当な方向に向ければ、どこを見ているかをSSEが自動的に判断します。あとはスマホから見たい天体を入力すれば、望遠鏡を動かす方向を教えててくれます。目標に近づくと星図ソフトが拡大モードになり、さらに細かくナビゲートしてくれます。20~30倍程度の低倍率ならほぼど真ん中に入ります。

SSEには対物レンズのような集光パワーのある光学系はなく、大きめの平面鏡があるだけです。それなのに肉眼で2等星が見えるぐらいの空でもちゃんと動作します。「スマホには見えてるんだ」とあらためて感心します。

ただしスマホのジャイロ機能も使う関係で、比較的新しいスマホでないと使えないようです。私はたまたま昨年、数年ぶりにスマホを新調したので問題なく使うことができました。

またSSEのスマホホルダには、スマホの位置を上下左右に微調整する機構があります。これはスマホの筐体に対してカメラの位置が機種によって異なることに対応する機構です。これとは別に、望遠鏡の視野中心とスマホの視野中心を合わせる作業は専用のスマホアプリで行います。昼間の景色などを使って、スマホに映った画面をドラッグして行います。これもとても簡単な作業です。

今回購入したのはStarSense Explore LT 70AZという7センチ屈折経緯台で、3万円以下でした。従来の導入支援装置の価格を考えると、驚異的な価格です。SSEだけでもお釣りが来ます。エンコーダ(角度検出器)を架台に埋め込む必要がないので、このような低価格が実現したと思われます。

と、ここまでバラ色の話をしてきましたが、実は大きな問題があります。販売店の話によると、SSEの部分だけ外して使うことをメーカーは許していないそうです。もちろん、オーナーさんが個人的にやるのは止めようがありませんが、少なくとも販売店やビノテクノのようなガレージメーカーが、取り外して別の鏡筒や架台に取り付けた写真をネットに掲載したり、同様に、取り付け方をネットで紹介したりすると、訴えられる可能性があるそうです。

SSEは今のところ望遠鏡(どちらかというと初心者向け鏡筒)とのセット品しかなく、伝聞情報によれば、単体販売の予定はなさそうです。

個人的には、SSEこそ眼視派が待ち望んでいた、コスパ最高の導入支援装置と思っています。これを高剛性のフリーストップ架台に取り付ければ、快適な観望スタイルが約束されます。そう思ってLT 70AZを購入し、取り外してノースマウントに取り付けたのですが、そのあと、ネット紹介NGを知りました。このブログで紹介できないのがとても残念です。

フォーカサー2個(中古品) 処分販売します

※ 完売しました(2020.09.29)

※ ご注文いただいた方と連絡が取れなくなってしまったため、再度販売します。(2020.09.27)

※ 売約済み(2020.09.13)

笠井トレーディング製「高機能DXマイクロフォーカス接眼部」の中古品を2個、処分販売します。

1個は正常動作品ですが、もう1個は落下事故品でジャンク扱いです。破損部品を交換して再調整しましたが、EZMと重いアイピースを取り付けると、ときどきクレイフォード機構が空回りします。ただし、EZMとアイピースがずり下がることはありません。

販売価格は次のとおりです。

笠井トレーディング製高機能DXマイクロフォーカス接眼部(BORG互換リング付き、2インチ防塵キャップ付き、2インチ→アメリカンサイズアダプタ無し)

正常動作品(1個) 15,000円(税別)

ジャンク品(1個) 3,000円(税別)

※ 送料無料

※ 笠井トレーディングからの販売はすでに終了している製品です。

※ 販売当時の新品価格は、接眼部単体で32,000円、BORG互換リングが3,800円(いずれも税別)でした。

購入ご希望の方はビノテクノ宛(info@binotechno.com)にメールをください。

「都会で星を楽しもう」

双望会で知り合った小雲夕さんの新刊【都会で星を楽しもう】を入手しました。【DSO観望ガイドブック】と【DSO観望ガイドブック「南天編」】に続いての購入です。

観望大好きな方は多いと思いますが、ここまできちんとインプレッションを記録をされる方はまれです。さらにその記録をこうして本の形にまとめて自費出版される方はもっとまれです。大きな熱量を感じます。

今回入手した【都会で星を楽しもう】に目を通して興味深いのは、概ね8等級を境に、途端に見えなくなることです。これは私の自宅(三重県)からの観望でも同じことを経験しています。市街地では10センチ屈折双眼でも25センチマクストフニュートンでも限界等級は8等です。口径の問題ではありません。おそらく空の明るさが8等級なのだと思います。

いずれにしてもこれらの本は、経験をシェアしたいという思いからの、おそらく赤字覚悟の出版なので、在庫がなくなったら終わりです。「次」はありません。興味のある方は早めの入手をお勧めします。

http://www.albireo.jp/DSO_Stargazing_Guidebook.htm

http://hoshimiya.com/?pid=149199288

昨年の売上は、、、

今日3/15は確定申告の締切日でした。ビノテクノは青色申告事業者なので、確定申告書と併せて青色申告決算書を先週提出しました。

上場している株式会社ではないので売上金額を公表する義務はないのですが、「たぶんそんなに売れてないよね」と思われている方も多いようなので(笑)、あえて公表します。昨年1/1から12/31までの売上金額は840万円ほどでした。おそらくみなさんの予想より大きい金額とお察しします。お買い上げいただいたお客様には、この場を借りてあらためてお礼申し上げます。

また、お買い上げいただいたお客様の大半は、これまで面識のなかった方たちです。私にとっても意外でしたが、「買ってくれるのは知人だけ」とは真逆のよい傾向です。大きな自信につながりました。

ただし、私にとって売上金額は目標ではなく結果です。今年もみなさんにとって魅力的な商品を提供していきます。どうかよろしくお願いします。

稼いでいるプロたちの意外な共通点

今年も間もなく終わりますね。久しぶりのブログ更新です。今回は望遠鏡と関係のないお話です。

若い頃ある年上の人から『プロフェッショナルとアマチュアの違い』について、こんなアドバイスをもらいました。

「お金を払って勉強するのがアマ。お金をもらって勉強するのがプロ。お金を稼ぎたかったらプロになりなさい」と。

もちろんはじめは自分に投資をして基礎を身に着けます。これは大事なことです。しかし投資だけをしているうちはアマチュアです。プロフェッショナルになると、お客様の依頼に応える過程で勉強ができます。仕事をすればするほどレベルが上がり、次の依頼につながるというわけです。

しかし基礎を完璧に身に着けたらプロになれるかというと、世の中そんなに単純ではなありません。高い専門性を持っているにも関わらず、お客様から『ご指名』のかからない人たちがたくさんいます。そういう人たちと、プロとして活躍している人たちは何が違うのか。

あるとき、プロたちの意外な共通点に気づきました。

彼らは優れたものを『複数』持っています。

例えば私の知人で、英語の翻訳を生業としているプロフェッショナルがいます。世の中に英語が得意な人はいっぱいいますが、この知人はさらに自然科学のある分野にも詳しいのです。つまり英語と自然科学の知識というふたつの専門性を持っています。おかげで今では、特に営業をかけなくてもこの方面から仕事がいっぱいやってくるそうです。

テレビやラジオに頻繁に登場する『解説者』たちも同じです。高い専門性とわかりやすい説明ができるというふたつのスキルを持っています。

特殊な事例では、容姿の優れた人(女性ならいわゆる『美人』)がいます。彼(彼女)らはそれだけですでにひとつのアドヴァンテージを持っていることになるので、さらにもうひとつ何か持てばプロとして食っていけます。

ひとつのことを極めるだけでもたいへんですが、プロとして稼ぐためにはさらにもうひとつ(以上)努力しなければなりません。

プロへの道は険しいです。

星をもとめて ご来訪お礼

9/23京都府るり渓で開催された星まつり『星をもとめて』に出店しました。ご来訪いただいたみなさま、ありがとうございました。

今回デモ展示したBLANCA-125SEDビノは予想以上に好評でした。とりわけ日没後の月面観望は、目の肥えたマニア様たちにもご満足いただけました。明るい対象でも色収差の出ないこの鏡筒はかなり優秀です。

 

胎内星まつり ご来訪お礼

予定通り8/24-25と胎内星まつりで出店し、たくさんの方にご来訪いただきました。ありがとうございました。みなさんからいただいた貴重なご意見を反映して、さらに商品を洗練させていきます。どうか今後ともよろしくお願いします。

8/24の夕暮れ。このあと月面を双眼望遠鏡で見ていただきました。

 

購入を検討されているダースベーダー様ご一行(もちろん冗談です)