きらめく夜景を見て思うコト

先日久しぶりに飛行機を利用しました。1時間ほどのフライトを経て夜の8時ごろ、まもなく大阪・伊丹空港へ着陸です。すると前の方の席から「きれい!」という声があがりました。ふと窓の外を見ると、それはそれは素晴らしい夜景が広がっていました。

機内からスマホで撮った大阪市内の夜景

星が好きな人の習い性として、暗闇に光るものは大好きです。当然ながらこの壮観に私も見入ってしまいました。

ところがしばらくするとあることに気づきました。空に向かって設置されている照明が多いのです。それは、光源が直接見えることで分かります。強く鋭い光です。しかも白色。おそらくLED光源です。ひとつやふたつではありません。見える範囲にまんべんなくあります。元より大都市の大阪市内で星空を期待するほうが無理ですが、それでもこれはひどいと思いました。

国内には星空特区と呼ばれる区域があって、そこでは上方に光の漏れる照明は禁止されているそうです。逆に言えば、そういう規則でもないとこの手の照明に規制はないのでしょうね。私が住んでいる小都市もそのような規制はなさそうなので、空から見たら、明るい点光源がたくさん見つかるに違いありません。

日本の人口は減少し始めているので、人の活動が減って、夜空が少しずつ暗くなっていくことを期待していたのですが、実際にはますます明るくなっています。きっと電気代の安いLED照明を雑に増やして、雑に点けっぱなしにしているに違いありません。困ったものです。