6cm双眼望遠鏡(完成品)再販します!

BINO-60ED

一昨年の販売終了後、複数の方から再販の問い合わせをいただいたので、再度販売することにしました。

この完成品に使われている鏡筒はビノテクノのオリジナル鏡筒です。ベースは笠井トレーディング製BLANCA-60SEDですが、弊社製EZMでもピントが出るようにバックフォーカスを長く取った特注品です。

価格はアルミコート仕様で税別258,000円(税込283,800円)です(すみませんがEZMの値上がり分だけ以前より高くなっています)。

またこの鏡筒は単体でも販売します。特注鏡筒バンド、アリガタ金具付きです。弊社EZMおよび長焦点アイピースと組み合わせると、正立の大型ファインダーになります。

BINOTECHNO-60SED
架台はゼロマウント。前後バランスはだいたいこれぐらいの位置。

詳しくはこちらをご覧ください。

宮古島で星を見てきました

昨年の小笠原ツアーに引き続き、7/14-18の日程で宮古島へ行ってきました。以下はそのレポートです。

まずは宮古島の位置についてです。宮古島は沖縄本島と台湾のちょうど中間にあります。北緯約25°、東経125°と緯度経度とも本州より約10°離れています。そのためさそり座の位置は高く、日出没時間は本州より約40分遅いです。

Google Mapより

アクセスは飛行機が容易です。私は中部国際空港(セントレア)からの直行便で行きました。それ以外にも那覇経由も含めて飛行機がたくさん飛んでます。ハイシーズンの始まりだったこともあって、行きも帰りもほぼ満席でした。

宮古島空港

地図で見ると小さい島ですが、実際に島内をレンタカーで移動してみると、ずいぶん大きい島です。昨年行った父島の数倍のイメージです。特に空港西側の島中心部は背の高い建物がたくさんあり、離島の雰囲気が感じられません。家電ショップ、スーパー、コンビニが普通にあります。

一方中心部から離れて海を見てみると、本州からは想像もできないほど美しい景色が広がっています。

与那覇前浜ビーチ
来間(くりま)島からの景色、海の向こうは宮古島
ムイガー断崖
平安名埼(へんなさき)灯台付近から見た景色
平安名埼灯台
砂山ビーチ
伊良部(いらぶ)大橋
池間大橋

宮古島の周辺には伊良部島、池間島、来間島という小さい島が近くにあります。それらの島にはそれぞれ立派な橋で宮古島と結ばれています。聞くところによると、宮古島に駐屯する自衛隊が台湾有事に直面した際、これらの島も含めて活動できるようにとのことです。実際橋の中ほどが高くなっていて、大型船舶が通行できるようになっています。

さて昼間は空の色も素敵で、しかもすでに梅雨前線は本州まで北上して梅雨が開けているので、夜もずっと晴れるような期待が湧くのですが、実際には毎晩スコールに見舞われました。晴れるとすごい星空が現れますが、30分ももたず、何回でもスコールが来ます。メリハリがあるといえば聞こえがよいのですが「一晩中じっくり観望」ができません。機材は昨年同様BINOKIT+10.2cm3枚玉SDアポ対物でしたが、出しては引っ込め、出しては引っ込めの連続でした。昨年同時期の父島でも似たような状況だったので、この時期の南の離島の気象はこういうものかもしれません。

そんな合間に撮った星空の写真です。ふだん撮らない人なのでクオリティの低さはご容赦願いたいのですが、15秒の固定撮影でこれだけの天の川が写ります。

FUJIFILM X-S10 / 18mmF1.4開放, ISO12800, 15秒固定

スコールの合間を縫ってさそり座あたりに望遠鏡を向けると、明るい対象は言うに及ばず、8等級の小さい球状星団までしっかり見えます。ただ、これは父島でも感じたことですが、肉眼ほどの感動がありません。肉眼や星座双眼鏡(低倍双眼鏡)で見る星空はど迫力ですが、望遠鏡で覗くと星像がうるうるしていて、突き抜けるような爽快さがありません。本来針をついたような像を結ぶ3枚玉SDアポの性能が十分発揮できていません。おそらく湿度あるいは気流の影響と思われます。しかし四方を海に囲まれているのでこれはどうしようもありません。

それからこれは行ってみてわかったことですが、島の中心付近(空港近く)で雨が降っていても、島の端は晴れていることがあるようです(もちろん逆もあり)。それなりに島が広いことの表れと言えますが、それでもこの島のスコールが、いかに局地的であるかが分かります。

ちなみに私は平安名埼(へんなさき)灯台(宮古島の南東端)近くで観望しました。もちろん灯台間近では灯台の光をまともに食らってしまうので、その直撃がない物陰のような場所で観望しました。ある晩、空港近くのホテルを出るときは大雨だったのに、約30分後、平安名埼灯台に着いたら雨が降っていた気配もなく、快晴でびっくりしました。

宿泊先のホテルから撮影

そんなこんなで、一晩たりとも落ち着いて観望することはできませんでした(まったく観望できない晩もあり)。晴れても望遠鏡本来の性能が発揮できなかったこともあって、ちょっと消化不良の星見ツアーでした。

一方、昼間に体験したシュノーケリングは素晴らしいものがありました。宮古島にはシュノーケリング・スポットがいくつもあるそうなのですが、私が行ってきたのは八重干瀬(『やびじ』と読みます)という、宮古島から船で北へ30分ほどの沖合にある広大なサンゴ礁です。ここへ行くには、島内のショップが主催するツアーに参加する必要があります。私はマーレクルーズというツアーに参加しました。

八重干瀬に向けて、出発直後の風景
八重干瀬到着

シュノーケリングは昨年の父島以来1年ぶり。大丈夫かしらと恐る恐る海に入ってみたら、呼吸方法は意外と身体が覚えていました。泳ぎは得意ではないのですが、シュノーケリング・ジャケット(ライフジャケットのようなもの)を着ているので溺れる心配はありません。仰向けになると自然に顔が水面から出ます。

マーレクルーズ様スタッフのカメラによる撮影画像

ツアーのスタッフさんたちはもちろん泳ぎが得意なのでシュノーケリング・ジャケットを着けず、素潜りしてこういう写真を撮ってくれました。

八重干瀬はシュノーケリングで海の底の景色を眺めるのも楽しいのですが、船の上から見る海の色のグラディエーションも素晴らしいです。この世の楽園です。

後日談ですが、シュノーケリングの際、ふくらはぎだけ日焼け止めを塗るのを忘れました。結果、ふくらはぎだけ火傷レベルの日焼けになり、帰宅後皮膚科を受診して塗り薬を処方してもらいました(トホホ)。考えてみるとシュノーケリングはずっとうつ伏せ状態なので、ふくらはぎはその間ずっと日に当たっていました。うかつでした。後で効いた話ですが、宮古島は本州より紫外線が2~3倍強いそうです。

食べ物については、海ぶどうやもずくがおいしかったです。立ち寄った農園で食べたマンゴーも美味でした。ただしどれもそれほど安くありません。しっかり「観光客価格」が確立している印象です。

ソーキそば
ソーミンチャンプルー
グルクンの唐揚げ

以上、星見、海のアクティビティ、食、島内観光と欲張った旅でした。今回も充実した時間を過ごすことができましたが、年齢を考えるともうちょっとセーブした方がよかったかもしれません。

まだ帰ってきたばかりなのに、もう「次回はどこへ行こうか?」と考えている今日このごろです。