誘電体ミラー入荷しました

3月に在庫切れとなっていた誘電体ミラーが先日やっと入荷しました。この間にご注文いただいていた分のバックオーダーは今週中に解消する見込みです。

来週以降、誘電体ミラーの商品も通常通り2週間以内に納品できますので、みなさまからのご注文をお待ちしています。

また笠井トレーディング製鏡筒BLANCA-102SEDを使ったセット商品も、2週間以内に納品できる状況になりました。こちらについてもご検討よろしくお願いします。

タカハシFC-100Dシリーズ用クレードル 型番モデル化!

タカハシFC-100Dシリーズ鏡筒用のクレードルを型番モデル化しました。型番名は CRDL-95 といます(末尾の”95″は鏡筒外径を指します)。

これまでもこのサイズのクレードルは特注で製作してきましたが、注文が多いのでパーツの大量発注によるコストダウンを図って型番モデル化しました。販売価格は従来モデルと同じ150,000円(税別)です。

例えばタカハシFC-100DZ鏡筒とこのクレードル、そしてEZMを購入していただければ、そのまま双眼望遠鏡になります。FC-100DZの場合、バックフォーカス確保のための鏡筒短縮加工は不要です。

また、クレードルは単体で左右の平行が確保されているので、鏡筒とEZMを組み立ててからの左右の平行調整は不要です。

さらに、すでにビノテクノ製EZMペアをお持ちの方は、そのまま流用できます。

タカハシFC100Dシリーズで双眼望遠鏡をご検討の方は、ぜひこのクレードルをご利用ください。

※ 今回の型番モデル追加に合わせて、従来モデルのCRDL-CAPRI102の型番名をCRDL-105に変更しました。

ユーザーレポート(BINOKIT+8.5cm対物レンズ,キャリーバッグ)

先月このブログで紹介した方とは別のオーナー様から写真をいただいたので、紹介させていただきます。

双眼望遠鏡はBINOKIT+8.5cm対物レンズユニット、架台はスカイウオッチャーのAZ-EQ5GTです。この架台のアリミゾ金具はビクセン規格なので、BINOKITのアリガタレールもビクセン規格に変更しました。通常はロスマンディ規格のアリガタレールを標準装備して納品していますが、8.5cm対物レンズは比較的軽いので、ビクセン規格のアリガタレールなら耐えられると判断してオプション取り付けしました。ウェイトシャフト側に取り付けてあるのはバッテリー電源です。

その電源部分のクローズアップです。電動工具用バッテリー(マキタ 18V 6.0Ahリチウムイオン電池)と、それをDC12Vに変換するアダプターです。こういうアダプターがあるとは私(服部)もはじめて知りました。

このオーナー様には、よく行くお気に入りの観測地があるそうですが、そこへは車から降りて数百メートル歩く必要があるため、楽器用のバッグ内にビノが固定できるようインナーを工夫して、キャリーバッグを自作されました。

これはバックの底に入れる部分です。

ビノの底面にはバッグ内固定用のアリガタレール(ノーザンクロス製)が取り付けられています。このアリガタレールはオーナー様が調達されましたが、新たな穴開け無しで取り付けられたそうです。

ビノを固定するとこんな感じになります。

フード部分にウレタンフォーム(?)のスペーサをかぶせ、

フタ(ベニヤ板)、さらにアイピースケースを載せます。これらが実際にはバッグに入ります。

最後はこんな感じになります。

この対物レンズとの組み合わせはかなりコンパクトになるので、今回のオーナー様のご希望にぴったりだったとのコメントもいただきました。オーナー様、写真とコメントのご提供ありがとうございました。