ユーザーレポート(BINOKIT+8.5cm対物レンズ,キャリーバッグ)

先月このブログで紹介した方とは別のオーナー様から写真をいただいたので、紹介させていただきます。

双眼望遠鏡はBINOKIT+8.5cm対物レンズユニット、架台はスカイウオッチャーのAZ-EQ5GTです。この架台のアリミゾ金具はビクセン規格なので、BINOKITのアリガタレールもビクセン規格に変更しました。通常はロスマンディ規格のアリガタレールを標準装備して納品していますが、8.5cm対物レンズは比較的軽いので、ビクセン規格のアリガタレールなら耐えられると判断してオプション取り付けしました。ウェイトシャフト側に取り付けてあるのはバッテリー電源です。

その電源部分のクローズアップです。電動工具用バッテリー(マキタ 18V 6.0Ahリチウムイオン電池)と、それをDC12Vに変換するアダプターです。こういうアダプターがあるとは私(服部)もはじめて知りました。

このオーナー様には、よく行くお気に入りの観測地があるそうですが、そこへは車から降りて数百メートル歩く必要があるため、楽器用のバッグ内にビノが固定できるようインナーを工夫して、キャリーバッグを自作されました。

これはバックの底に入れる部分です。

ビノの底面にはバッグ内固定用のアリガタレール(ノーザンクロス製)が取り付けられています。このアリガタレールはオーナー様が調達されましたが、新たな穴開け無しで取り付けられたそうです。

ビノを固定するとこんな感じになります。

フード部分にウレタンフォーム(?)のスペーサをかぶせ、

フタ(ベニヤ板)、さらにアイピースケースを載せます。これらが実際にはバッグに入ります。

最後はこんな感じになります。

この対物レンズとの組み合わせはかなりコンパクトになるので、今回のオーナー様のご希望にぴったりだったとのコメントもいただきました。オーナー様、写真とコメントのご提供ありがとうございました。