私のプライベートなホームページ(BigBinoのホームページ)のネタです。冷却カメラによる電子観望ギャラリーを追加しました。
非冷却カメラでも実によく映るのですが、「さらにクオリティを上げたい」という想いで冷却カメラを導入しました。
あえて画像処理をしてないのは、「電子観望に冷却カメラを使うとこう見える」ことを紹介したいからです。電子観望の記録としてご覧ください。
ビノテクノのブログ
私のプライベートなホームページ(BigBinoのホームページ)のネタです。冷却カメラによる電子観望ギャラリーを追加しました。
非冷却カメラでも実によく映るのですが、「さらにクオリティを上げたい」という想いで冷却カメラを導入しました。
あえて画像処理をしてないのは、「電子観望に冷却カメラを使うとこう見える」ことを紹介したいからです。電子観望の記録としてご覧ください。
たいへん申し訳ありませんが仕入れ価格の上昇に伴い、9/1以降のご注文より、下記の通り銀ミラーの価格を改定いたします。
商品 | 8/31までの価格 (税別) | 9/1以降の価格 (税別) |
---|---|---|
BINOKITオプション -AG | 追加金額14,000円増 | 追加金額18,000円増 |
双眼望遠鏡完成品 オプション -AG | 追加金額14,000円増 | 追加金額18,000円増 |
EZMペアオプション -AG | 追加金額14,000円増 | 追加金額18,000円増 |
EZM単体オプション -AG | 追加金額7,000円増 | 追加金額9,000円増 |
ミラー単品 | 10,500円 | 12,500円 |
値上げ前の価格で購入ご希望の方は、8/31までにご注文いただくようお願いいたします(納品は9月以降になります)。
BINOKITの運搬用にこんな緩衝材を作ってみました。
BINOKITは分解できるので運びやすいと言えば運びやすいのですが、それでもダンボールで運ぼうとすると次のような問題点があることに、先日の小笠原ツアーで気づきました。
そこで、前から持っていた樹脂製コンテナ専用の緩衝材を作ることにしました。
緩衝材は上段と下段に分けました。上段がBINOKIT本体関係、下段が10.2cm対物レンズユニットです。
まずは3D-CADで形状を設計しました。
製作は自宅から40分ほどにある発泡スチロール加工メーカーに依頼しました。このメーカーは自社で原料から発泡スチロールを作るので、硬さも大きさも自由自在。さらに複雑なカットも可能です。
当初発泡スチロールではなく、クッション性の高いポリエチレンフォームでの製作を希望したのですが、このメーカーによると、これだけ大きなサイズのポリエチレンフォーム素材はかなり高価になるとのことでした。
そこで骨格は30倍の発泡スチロールで製作し、必要な部位にポリエチレンフォームのシートを貼ることにしました。ちなみに家電品の梱包に使われる発泡スチロールは50~60倍で、それに比べると30倍はかなり硬く、複数回の運搬に耐えられます。一方硬い分クッション性がないためポリエチレンフォームを貼るハイブリッド構造としました。
提供した3D図面を元にメーカーさんの方でさらに分割して加工しやすくしました。出来上がったのがこういう緩衝材です。
外側の白い部分が30倍発泡スチロールで、内側の黒い部分がポリエチレンフォーム(接着剤で貼り付け)です。
運搬中に緩衝材と直接擦れ合うと対物レンズユニットの表面がテカってしまうため、ポリ袋に入れてあります。
もちろん上段の緩衝材が下段の対物レンズユニットに直接触れることはありません。
EZM、持ち手ハンドル、アリガタ金具、パン棒はすべて分解して収めてあります。ただし入れる場所が決まっているので迷うことはありません。
最後はこんな感じになります。この中に対物レンズユニットを含むBINOKITのフルセットが収まりました。
このコンテナの実戦デビューは胎内星まつりのはずでしたが、ご承知の通り直前で今年もリアル開催が中止になってしまいました。9月の星をもとめてがデビューとなりそうです。
いずれにしても今回のトライで、緩衝材の設計の勘所が分かりました。ご希望があれば特注の緩衝材製作を承りますのでご相談ください。3D図面作成を含めた見積取得までは無料です。
今回のトライでは外箱が樹脂製コンテナでしたが、もちろんアルミケースでも対応可能です。
ちなみに今回製作したものを販売するなら税別44,000円です(2段あるのでそれなりの金額になります)。価格の目安にしてください。
BINOKIT用の新製品10.2cm3枚玉SDアポクロマート対物レンズユニットの記事で構成例のみ掲載した単眼鏡をセット販売します。
価格は198,000円(税込 217,800円)です(前回記事で掲載した価格よりお値打ちな価格にしてあります)。
パーツ構成は以下の通りです。
10.2cm3枚玉SDアポクロマート対物レンズユニット(1本)
BORG 80ΦL100mm鏡筒BK【7101】
BORG 80ΦL25mm鏡筒BK【7026】
BORG M77.6→M68.8AD【7801】
笠井トレーディング V-POWERII接眼部(L)
笠井トレーディング BORG互換アダプター
MORE BLUE 内径80mm鏡筒バンドTB017
アリガタ金具(ビクセン規格)
なお、パーツの一部が定価の仕入れになるので、このセットはビノテクノ直販のみの扱いとさせていただきます。
以前の記事にも書いた通り、FPL53を使った10センチ3枚玉アポ鏡筒は通常30万円以上します。それが2/3以下の価格で手に入ります。低倍率だけでなく、高倍率の性能も素晴らしいので、観望好機を迎えている木星や土星もぜひこのセットでお楽しみください。