すでに同様の工夫をされている方もいらっしゃると思いますが、エアコンプレッサーを利用したエアダスターを紹介させていただきます。
少し前までレンズやミラーの清掃には、スプレー缶タイプのエアダスターを利用していました。しかし頻繁に使うとあっという間に空になってしまいます。またエア圧力もそれほど強くなく、その点も不満でした。
そこで自作というか、市販パーツを組み合わせて用意したのが今回紹介するエアダスターです。
構成は以下のとおりです。
- ハイガー製エアコンプレッサー HG-DC880N1
- SMC製ミストセパレーター AFD20-02-A
- スパイラルチューブ付きエアガン(ホームセンターで購入)
ポイントはミストセパレーターを使ったことです。
これがないと、エアコンプレッサーが吸い込む大気中のホコリや水分が、そのままレンズやミラーに当たってしまいます。ミストセパレーターは空気中のホコリや水分を除去する機能があるので、ここを通過した圧縮エアはとてもクリーンです。
ちなみにこのエアコンプレッサーの最高圧力は0.9MPa(一般的な工場で使われる圧縮エア圧力の約2倍)ですがこれでは強すぎるので、エアダスターとして使うときは0.3MPaに減圧しています。この圧力でもスプレー缶のエアダスターよりはるかに強力です。
細かい話ですが、それぞれの構成機器はワンタッチカプラーで外れるようにしてあります。普段使わないときは外して保管しています。こうしておけば保管場所も取りませんし、ミストセパレーターを蹴飛ばして壊したりしません。
市販のエアダスターにご不満を抱いている方の参考になれば幸いです。