コンプレッサーを利用したエアダスター

すでに同様の工夫をされている方もいらっしゃると思いますが、エアコンプレッサーを利用したエアダスターを紹介させていただきます。

少し前までレンズやミラーの清掃には、スプレー缶タイプのエアダスターを利用していました。しかし頻繁に使うとあっという間に空になってしまいます。またエア圧力もそれほど強くなく、その点も不満でした。

そこで自作というか、市販パーツを組み合わせて用意したのが今回紹介するエアダスターです。

エアコンプレッサーを利用したエアダスター

構成は以下のとおりです。

ポイントはミストセパレーターを使ったことです。

透明カップの付いた機器がミストセパレーター

これがないと、エアコンプレッサーが吸い込む大気中のホコリや水分が、そのままレンズやミラーに当たってしまいます。ミストセパレーターは空気中のホコリや水分を除去する機能があるので、ここを通過した圧縮エアはとてもクリーンです。

ちなみにこのエアコンプレッサーの最高圧力は0.9MPa(一般的な工場で使われる圧縮エア圧力の約2倍)ですがこれでは強すぎるので、エアダスターとして使うときは0.3MPaに減圧しています。この圧力でもスプレー缶のエアダスターよりはるかに強力です。

細かい話ですが、それぞれの構成機器はワンタッチカプラーで外れるようにしてあります。普段使わないときは外して保管しています。こうしておけば保管場所も取りませんし、ミストセパレーターを蹴飛ばして壊したりしません。

市販のエアダスターにご不満を抱いている方の参考になれば幸いです。