稼いでいるプロたちの意外な共通点

今年も間もなく終わりますね。久しぶりのブログ更新です。今回は望遠鏡と関係のないお話です。

若い頃ある年上の人から『プロフェッショナルとアマチュアの違い』について、こんなアドバイスをもらいました。

「お金を払って勉強するのがアマ。お金をもらって勉強するのがプロ。お金を稼ぎたかったらプロになりなさい」と。

もちろんはじめは自分に投資をして基礎を身に着けます。これは大事なことです。しかし投資だけをしているうちはアマチュアです。プロフェッショナルになると、お客様の依頼に応える過程で勉強ができます。仕事をすればするほどレベルが上がり、次の依頼につながるというわけです。

しかし基礎を完璧に身に着けたらプロになれるかというと、世の中そんなに単純ではなありません。高い専門性を持っているにも関わらず、お客様から『ご指名』のかからない人たちがたくさんいます。そういう人たちと、プロとして活躍している人たちは何が違うのか。

あるとき、プロたちの意外な共通点に気づきました。

彼らは優れたものを『複数』持っています。

例えば私の知人で、英語の翻訳を生業としているプロフェッショナルがいます。世の中に英語が得意な人はいっぱいいますが、この知人はさらに自然科学のある分野にも詳しいのです。つまり英語と自然科学の知識というふたつの専門性を持っています。おかげで今では、特に営業をかけなくてもこの方面から仕事がいっぱいやってくるそうです。

テレビやラジオに頻繁に登場する『解説者』たちも同じです。高い専門性とわかりやすい説明ができるというふたつのスキルを持っています。

特殊な事例では、容姿の優れた人(女性ならいわゆる『美人』)がいます。彼(彼女)らはそれだけですでにひとつのアドヴァンテージを持っていることになるので、さらにもうひとつ何か持てばプロとして食っていけます。

ひとつのことを極めるだけでもたいへんですが、プロとして稼ぐためにはさらにもうひとつ(以上)努力しなければなりません。

プロへの道は険しいです。