その後の後始末

パスポート盗難の憂き目にあったダラスツアーから、あっという間に1ヶ月が経ちました。その顛末を紹介したブログは思いの外反響が大きく、多くの方から温かいお見舞いのことばをいただきました。この場を借りてあらためてお礼申し上げます。

大変な思いで帰国したのですが、その後の後始末も割と大変でした。大変と言ってもお金と時間で解決できることばかりですが、それが多いとうんざりします。

クレジットカードはすべて再発行してもらったので、自動引き落としになっていた支払いがことごとく引っかかり、そのたびにクレジットカード情報を更新しています。

金額的に一番痛かったのが機材やカメラです。その中には買ったばかりのレオフォトの三脚大小各1セットもありました。これは再購入しようかどうしようか思案中です。

カメラについては、ブログを読んで気の毒に思ってくれた知人の知人が、中古品を格安で譲ってくれました。

機材やカメラ以外にも、
お札入れ、小銭入れ、家の鍵、車の鍵、腕時計、帽子、サングラス、工具等
を盗られたのですべて再購入しました。

合計するとそれなりに痛い出費ですが、出発前に入っておいた旅行会社の保険が使えたのはありがたかったです。損害額の半分以下ではありますが、限度額いっぱいの金額をもらいました。

ちなみにこの申請には盗難事件があったことを証明する書類が必要だったので、テキサス州のMesquite警察のHPをネットで探し、リクエストフォームに必要事項を記入して事件調書を請求しました。

Mesquite警察から取り寄せた事件調書の1ページ目(全5ページ)

あとで分かったことですが、クレジットカードの種類によっては、海外旅行の保険がついているものもあります。ただしそのクレジットカードで旅行代金等を支払っていることが条件です(ゴールドカードやプラチナカードはその縛りもないようです)。私の場合残念ながらそういう保険の付いていないカードで支払ってしまったので、その保険は使えませんでした。

なんだかんだで後始末もほとんど終わりましたが、あらためて自宅の中を見渡すと、盗られたものの空箱がいくつか目に付きます。

ミラーレス一眼カメラの空箱

持っていても仕方がないので処分するしかありませんが、見るたびに切ない気持ちになります。心の傷が癒えるにはもう少し時間がかかりそうです。

双眼望遠鏡専用ケース

ビノテクノ製品のオーナー様から、特注で専用ケースを製作されたとの情報をいただいたので紹介させていただきます。写真はすべてオーナー様からのご提供です。

機材はBLANCA-90SDTビノ

この専用ケースは、伊藤製鞄株式会社に機材を持ち込み、採寸してもらって製作した1点物だそうです。ケースの外側にはイニシャル銘板もあります。写真では分かりませんが、取手は縦横二方向にあり、肩掛けストラップ用金具付きです。

それなりのお値段がかかったようですが、十分にその価値がうかがえる美しい仕上がりです。

I様、情報のご提供ありがとうございました。