ミシェル・クワンの名言

今回は望遠鏡や星と関係のない話題です。

昨日ピョンチャンオリンピックが終わりました。私もそうですが、連日テレビの前で観戦していた方も多いと思います。日本人に限らず、アスリートたちがこの舞台で最高のパフォーマンスを見せてくれました。

オリンピックはなぜこんなに感動できるのか?

私自身はスポーツとは無縁の人生を送ってきたので技術的なことはわかりませんが、それでもあの場に立つことがどれだけ大変なことかぐらいのことはわかります。オリンピックは、各国で『天才』と呼ばれる人たちが死ぬほど努力をしても、メダルの取れる保証がない厳しい世界です。運不運もあります。それでも結果にかかわらず私たちは、アスリートに拍手を送りたくなります。なぜなのか?

そんなときに聞いたのがミシェル・クワンの言葉です。彼女は98年長野大会の女子フィギュア金メダル候補でしたが、15歳のタラ・リピンスキーに負けて銀メダルでした。そして次のオリンピック、母国開催のソルトレークシティ大会でも金メダルは取れませんでした。

その彼女の言葉です。

「私はオリンピックで金メダルを取るのが夢だった。夢をつかむのがスポーツなら、夢に届かないのもまたスポーツ。でも、夢をつかむために精一杯努力することこそがスポーツなのだ。私は今まで精一杯努力した。だから夢をつかめなくても悔いはない」

この言葉は、昨年浅田真央さんが引退表明した時、NHKのスポーツ解説者、刈谷富士雄さんがラジオで紹介してくれました。私はその時初めて知りました。

ミシェル・クワンもそうですが、浅田真央さんも悲運のアスリートと言えます。

2006年トリノ大会は、その年のグランプリファイナルで優勝していたにもかかわらず、年齢不足で参加できませんでした。2010年バンクーバー大会ではノーミスの演技だったのですが、キム・ヨナに阻まれ銀メダル。2014年ソチ大会ではショートプログラムで大失敗をしてしまい、メダルとは程遠い順位で終わりました。

それでも彼女は日本の女子フィギアで、おそらくもっとも人気のある選手です。ミシェル・クワンの名言を聞いて、その理由が腹に落ちました。浅田真央さんが精一杯努力していたことを、私たちもよく知っているからです。

翻って、私は何かのために精一杯の努力をしているかと自問すれば、自信がありません。だからこそ、アスリートたちの活躍や生き様がまぶしいのです。

 

高剛性フリーストップ経緯台

13センチクラスの双眼望遠鏡が搭載できそうな経緯台を探していたところ、「いいのがあるよ」と知人から紹介がありました。一時借用して実物を見せていただいたところ、期待以上に剛性が高く、高級感もあるので紹介させていただきます。

韓国のガレージメーカー製で、部品はすべてアルミの削り出し、ガンメタリックのアルマイトが施されています。

ピラー部は不動点高さ95センチから145センチまで調整可能。いっぱいまで高くしてもぐらぐら感はありません。

脚部は設置半径約50センチで折りたたみ可能。重さは約15キロです。

 不動点高さを床から120センチに設定した状態

 脚部から高さ調整部付近

経緯台ヘッドはシンプルな形状で、水平回転、上下回転それぞれにフリクション調整ハンドルがあります。あいにく載せる機材が手元にないので実際の使用感はわかりませんが、触った感じは動きが滑らかです。知人によると、搭載重量20キロは楽勝とのこと。見た感じ、実際それぐらいは問題なく載せられそうです。

写真のアリガタ金具はビクセン規格ですが、ロスマンディ規格もあるそうです。

 経緯台ヘッド

折りたたむと専用のキャリーバッグに収まります。

収納時に分解する部品がないので、現場設置も撤収も、素早くできそうです。

近いうちに日本でも販売を計画しているそうです。

気になる機材の購入はお早めに

中国や台湾には望遠鏡のOEMメーカーがいくつかあります。これらのメーカーは、一般ユーザーに直接販売することはありません。自社ブランドもありません。世界中のエンドユーザー向けメーカーやディーラーへ製品を供給する黒子的存在です。自社製造していると私たちが思っている製品も、実はこういったOEMメーカーで製造されている場合が多いようです。ただし、各供給先の仕様や要望に合わせて大なり小なりデザインが変えてあるので、まったく同じものが複数のブランドで販売されることはありません。

また、これらOEMメーカーへの発注は、例えば屈折望遠鏡なら最低100本以上と言われています。大量発注しないとコストが下がらないからです。当然発注者(エンドユーザー向けメーカーやディーラー)は全量買取なので、市場で売れなかった場合のリスクは発注者が負います。

そして多くの場合、初回発注分でその製品は終わりです。よほど売れる見込みがなければ追加発注はありません。仮に追加発注したとしても、OEMメーカーの都合で供給停止になる場合があるようです。

そういうわけで、気になる鏡筒やアイピースは早めに購入されることをお勧めします。