EZMパーツの在庫残りわずか

EZMの金属パーツの在庫が残りわずかになりました。

早めに追加注文したつもりでしたが、思った以上に双眼望遠鏡やEZMの受注が増え、金属パーツの残りが1セット分となってしまいました(ミラーの在庫は十分あります)。しかも、従来どおりのリードタイムなら今月中に入荷する予定でしたが、加工メーカーが超多忙らしく、来年2月頃になるかもしれないという連絡がありました。

そういうわけで、加工業者さんには「なるべく早く」とお願いしていますが、これから双眼望遠鏡やEZMをご注文をいただくお客様には少しお待ちいただくことになります。たいへん申し訳ありませんが、ご了解ください。

10/7~10/9臨時休業

大変申し訳ありませんが、10/7(月)~10/9(水)の間、臨時休業させていただきます。その間の問い合わせ等の返事は10/10以降になります。あしかあらずご了解ください。

FOT104ビノ

FOT104ビノの完成写真をHPの写真紹介ページに掲載しました。

この鏡筒の旧モデル名はD104でアルマイト色がダークグリーンでしたが、新モデルではライムグリーンに変わりました。(2年前にD104ビノを製作しています)

今回お客様の強い要望で、第1ミラー(対物レンズに近い側のミラー)にラージミラー(有効径50mm)を使いました。ラージミラーの場合、ミラーが大きすぎて2インチバレル(差し込み)が使えないので、特注リングを製作しました。

この特注リングをロープロファイルに設計したおかげで、ピントに十分な余裕ができました。ナグラータイプ4-22mmでピント余裕は約20ミリあります。これだけあれば、ニコンのNAV-17HWでもピントが出ます。

通常アルマイト色が青のEZMは、今回ビノテクノからの提案で、鏡筒のアルマイト色に合わせてみました。結果はご覧の通り、美しい仕上がりになりました。

「星をもとめて」出店キャンセル

明日から開催される京都の星まつり「星をもとめて」ですが、近い身内に不幸があったので、葬儀参列のため出店をキャンセルします。楽しみにされていた方にはたいへん申し分けないのですが、どうかご容赦ください。

星をもとめて出店します

以前ブログに書いたとおり、京都で行われる星まつり星をもとめてに今年も出店します。出店時間は9/22(日)の13時から23時ぐらいまでです。9/23(月)の出店はありません。

今回はD102mmF7/EDアポ対物レンズユニット付の双眼望遠鏡化キットを1セット展示します。

これ以外にもデモで使用した機材(鏡筒含む)や余ったパーツを販売します。どうぞ気軽にお立ち寄りください。雑談歓迎です。

FOT104ビノ製作中

10センチ超高級アポFOT104(旧名D104)ビノ(特注品)の製作中スナップです。

仕様についてはまた後日詳しく説明しますが、第1ミラーと第2ミラーの間のリングと、接眼部への取り付けリングを、鏡筒と同じ明るい緑にしました。そのおかげで美しいコーディネートが出来上がりました。

胎内星まつり来訪お礼

今年の胎内星まつりが無事終了しました。今年も多くの方にご来訪いただきありがとうございました。実際に見ていただいた方には、双眼望遠鏡の楽しさが間違いなく伝わったと思います。すぐにお買い上げいただかなくても、「いつかは」と思っていただけたなら、この出店は大成功です。

昨年に続いて某天体からお忍びで来られたお客様御一行

胎内星まつり出店します

いよいよ来週末は胎内星まつり(@新潟県)ですね。先日ブログに書いたとおり、ビノテクノは出店予定です。胎内への出店は今年で3回目になります。出店時間は8/23(金)が15時ぐらいから23時ぐらいまで、8/24(土)が10時ぐらいから23時ぐらいまでです。8/25(日)の出店はありません。

今年は双眼望遠鏡化キットを2セット展示します。2セットのうち1セットはD102mmF7/EDアポ対物レンズユニット付、もう1台はD85mmF6/EDアポ対物レンズユニット付です。それぞれの見え味、大きさ、重さを体感していただきたいです。

ちなみに自宅の三重県からは電車でJR新発田駅まで行き、そこから関東在住の協力者の車に乗せてもらって会場入りします。展示機材等の荷物は明日その方宛に発送し、一緒に持ってきてもらいます。

当日会場で双眼望遠鏡が売れることはまずないので(笑)、出店経費を考えると直接的には赤字なのですが、まだ一般的な機材と言えない双眼望遠鏡を実際に見ていただきたいのと、天文マニアさんたちの生の声を聞くために今年も出店します。ぜひ気軽にお立ち寄りください。雑談歓迎です。

※ 少ししかありませんが、今年も余ったパーツを何点か即売します。

BLANCA-102EDPビノ 製作可能です

笠井トレーディングから新発売されたBLANCA-102EDP(口径10.2cm F11)を1本入手しました。F11というノスタルジックなスペックと、双眼望遠鏡素材としての興味、そして何より10万円を切る価格に惹かれたからです。

外観の印象は、思ったより大きいです。写真を見ると細長い鏡筒をイメージしてしまいますが、実際には10センチF7の鏡筒がそのまま長くなっています。考えてみたら当たり前ですね(笑)。もちろん長くなった分、重いです。

これにバーダーの2インチ天頂ミラーを使って(EZMを使わなかったのはピントが出なかったからです。詳細は後述)、月と木星を見てみました。

まずは月面ですが、「F11」という期待通り、実にスッキリした見え方です。月縁に色が付きません。そして当然シャープです。カリカリッとしたクレーター群が小気味良いです。

倍率を上げて木星を観たところ、面白いことに気づきました。手持ちのアイピースを取っ替え引っ替えいろいろ試したところ、オルソやプルーセルといったオーソドックスなアイピースとの相性が抜群でした。縞の形も、色の違いも分かりやすかったです。

一方見かけ視野の広い今どきのアイピースは軒並みぱっとしません。シーイングが悪くなったのかと勘違いするぐらい像が崩れます。これは勝手な想像ですが、これらのアイピースが設計されたのはすでに対物レンズのFが小さくなっていた時代で、小さいFに最適な設計がなされているのではとないかと思います。逆にオルソやプルーセルが設計された頃はF10以上が普通だったので、相性が良いのかもしれません。

月や木星以外の印象でいうと、特に低倍率で星像がシャープです。FPL-53を使った対物レンズと遜色ありません。星の色の表現も素晴らしく、アルビレオに向けると、もう何度も見ているはずなのに、思わず見入ってしまいます。

このように眼視性能に優れた鏡筒なので、これで双眼望遠鏡を作ってみたくなるのですが、残念ながらビノテクノ製のEZMではほとんどのアイピースでピントが出ません。唯一ピントが出たのは、パンオプティック24mmだけでした。このアイピースのピントは、アイピース取付面から対物側へ6ミリの位置にあるので、ぎりぎりピントが出ます。他のアイピースはフォーカサーをいっぱいに繰り入れてもピントが出ません。「もうちょっと」なんですが。。。

笠井トレーディングHPにも掲載されている延長筒(120mm)を外すと、今度はフォーカサーをいっぱいに繰り出してもピントが出ません。フォーカサーのストロークが92mmなので、まさに帯に短したすきに長しです。延長筒の長さが60mmぐらいならありがたかったです。

とはいっても、双眼望遠鏡にできないかといったらそうでもありません。フォーカサーを詳細に見てみると、2インチスリーブとなっているアダプターリングの厚みが20ミリもあるので、これを8ミリ程度の厚みのものに作り変えればほとんどのアイピースでピントが出ます。

クレードルについては、鏡筒径がBLANCA-102SEDと同じなので、それ用のクレードルが使えそうです。ただし鏡筒が長いので、もう少しだけ部品を足して、鏡筒バンドの間隔を広げたほうが良さそうです。

冒頭に書いたとおり鏡筒が重いので、双眼望遠鏡に仕立てたときの重さも、従来の10センチ双眼望遠鏡より重くなります。そのため、比較的剛性の高いAZ-3経緯台(笠井トレーディング)でも厳しいように思います。高倍率での使用も考えると、AZ-EQ6GT(ケンコー・トキナー)やAZマウントPro(iOptron)がお勧めです。

そういうわけで、この鏡筒での双眼望遠鏡は製作可能です。ただし特注になるので、ご注文はビノテクノへ直接お願いします。

BORG 107FL Bino @digiborg

アストロヒューテック様(アメリカ)のブログに、BORG107FLビノ(クレードルとEZMはビノテクノ製)とiOptron製架台を組み合わせた写真が掲載されました。

BORG 107FL Bino

BORG107FLビノもそれなりに大きい機材ですが、この組み合わせはとてもバランス良く見えます。

この架台やケンコー・トキナー製AZ-EQ6GTは自動追尾ができるので惑星観望も楽しめます。優秀なフリーストップ架台でも惑星観望は可能ですが、便利さの点では自動追尾架台に勝てません。もちろんその分重いのですが。。。

6/22 ディープスカイ観望会@三重県民の森 参加します

毎月下弦の月付近の週末に、三重県民の森で、名古屋の望遠鏡ショップスコーピオ様主催のディープスカイ観望会が催されることになりました。初回の6/22にビノテクノもデモ機を持参して参加する予定です。双眼望遠鏡に興味のある方、ぜひお越しください。現地は今年開通したばかりの新名神・菰野インターから10分ほどのところにあります。

85mm対物レンズ(試作品)+双眼望遠鏡化キット(新品) 売ります(1セット限定)

※ 売約済み (2019.08.15)

デモで使用した85mm対物レンズユニット(試作品)に、新品の双眼望遠鏡化キットを組み合わせたセットを1台限定で販売します(直販のみ)。販売価格はアルミめっき仕様EZMで、

300,000円(税抜き)

です。送料無料です。

EZMの銀めっき仕様または誘電体コート仕様への変更はプラス14,000円(税抜き)です。ファインダーベース、パン棒の追加はそれぞれプラス6,000円と9,000円です(どちらも税抜き)。

この対物レンズユニットは、BORG双眼望遠鏡化キットのオプションで販売している85mm対物レンズユニットと同じ光学系です。デモで数回使用していますが、状態はきれいです。

鏡筒部分(金属部分)の元の外観は下の写真の通り塗装もアルマイト処理もしていなかったので、上の写真のとおり、カーボンシートが貼り付けてあります。対物レンズのキャップはありません。

ちなみに85mm対物レンズユニットも新品の場合、価格は358,000(=248,000+110,000)円になります。今回の譲渡価格はそれに比べて58,000円安くなっています。

購入ご希望の方は、ビノテクノ(info@binotechno.com)宛にメールでご連絡ください。

夏の天の川は見どころたくさん

6月になると、夏がすぐそこに近づいていることを実感します。

夜空も同様です。天の川は夜半南の空で直立し、天頂のはくちょう座を貫いて、向こうまで流れていきます。

この時期私が双眼望遠鏡で必ず見る天体は、いて座のM17です。大きい星粒、小さい星粒を背景にくっきり浮かぶ、特徴的な形の散光星雲は、まるで丸い枠に嵌めた一幅の景色です。

そのまま気ままに、上下左右に機材を振れば、M8&M20、M22、M16などが次々に視野に入ってきます。さらに天の川を北上していくとM11もいます。星雲星団はありませんが、はくちょう座γ星(北十字の中心の星)あたりも星数が多くて見飽きません。そうそう、M27もいいですね。

観て良し、撮って良し、夏の天の川は宝箱。今年も晴天に恵まれることを期待したいです。