小笠原で星を見てきました -1:はじめに

6/29-7/4の日程で小笠原諸島・父島へ行って、ものすごい天の川を見てきました。何回かに分けてそのレポートをさせていただきます。

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まずは小笠原諸島についてですが、東京から南へ約1,000キロ。人が住んでいるのは父島(人口約2,000人)と母島(人口約450人)だけです。

出航直前のおがさわら丸

父島に空港はないので、行くには6日に1回東京から出航する「おがさわら丸」に乗るしかありません。なので最低でも6日間の旅程になります(ただし夏休み等のハイシーズンは3日に1回出航するようです)。

しかもこの船旅、片道きっちり24時間かかります。したがって6日間の旅行といっても、現地で3泊、残りの2泊は船中泊となります。つまり星を見るチャンスは3晩しかありません。

星見を計画したのは半年以上前からですが、意外なことに小笠原の詳細な星見情報をネットで見つけることができませんでした。実際現地でも本格的に星見をしている人には出会えませんでした。ロケーションから考えると空の暗さは容易に想像できるのですが、「船しかない」「最低6日間」がハードルとなって、実際に行く人は少ないのかもしれません。

そういう意味でこのレポートは、これから小笠原行きを計画される方の参考になるような情報を盛り込んでいきたいと思います。